当会について

とかち馬文化を支える会 設立趣旨

ばんばイメージ写真

 明治16年、晩成社の開拓から始まる十勝の開拓。その礎を築いたのは農耕馬と言っても過言ではありません。

 かつて、馬は開拓の暮らしに根付いていました。馬頭観音、馬市、草競馬、 馬車や馬そりなど、十勝にはさまざまな馬との暮らしがありましたが、軍馬生産の悲しい時期を経て、戦後の機械化の時代を迎えることになります。

 大規模農業へと変遷していく中、馬と暮らしの関係が必然的に希薄になっていく…しかし、馬への想いを絶ちがたい人々が、ばんえい競馬での出走を励みに、 日本輓系種と称される優秀な馬を生産し続けてきました。そして、ばんえい競馬の存続問題が起きたのです。

 そして…多くの存続への想いが実を結び、帯広市の一市開催で残ったばんえい競馬。前途の困難も予想され、それらの対応として、馬と共に重ねた歴史を伝え広げることや、馬が持つ多様性を暮らしにつなぐことなどから、馬への関心や価値を高め、地域の資産として認知・継承を図っていくことが求められています。

 以上のことから、ばんえい競馬が存続し、馬への関心が高まっている今、北海道や十勝に残る馬との暮らしの歴史や、さまざまな馬への想いを伝え広げるという馬文化の振興を図るべく「とかち馬文化を支える会」を設立しました。

目 的

 この法人は、広く国民に対して、北海道十勝に根付く有形無形の馬文化に関しての情報発信や馬が担う多面的機能の実証・普及に関する事業を行い、馬と人とのふれあいを通した情操教育・福祉の普及・増進、馬文化の継承・振興、馬資源を活用したまちづくり・経済活動の活性化に寄与することを目的とします。

定 款

定款につきましては、以下のリンク先を参照してください。