理事長挨拶

就任のご挨拶

とかち馬文化を支える会理事長 三宅陽一

とかち馬文化を支える会理事長
三宅 陽一

 NPO法人「とかち馬文化を支える会」が、ばんえい競技の存続や歴史ある馬文化の保存を願う人々の力で発足して4年が経過しました。この間帯広市や馬事事業に関わる諸団体からの支援を受けながら、300名近い会員が一丸となってばんえい十勝の応援、馬との触れ合い事業、小学校への出前授業、馬学セミナーの開催、日本各地に残る馬文化事業との交流、馬文化新聞の発行など様々な活動を展開してきました。その結果、「とかち馬文化を支える会」の存在が広く知られるようになって、市民権を得るまでに発展してきました。これはひとえにこれまで理事長を勤めた柏村文郎さん(帯畜大教授)と専務理事の旋丸 巴さんを始め理事の皆さん、事務局の並々ならぬ努力によるものと思っています。

 とはいってもばんえい十勝の存続、それを支える馬の生産はなかなか大変な状況にあって、「とかち馬文化を支える会」の活動を維持・発展させていくことは容易なことではありません。このような状況のなかで理事長を引き受けたものの、十分に馬文化を支える活動に貢献できるか、不安でいっぱいです。でも、馬は人の生活に欠かせない動物であり、人と動物の共生社会を作り上げていく上で最も頼りがいのある動物です。また、ばんえい十勝は馬文化を継承し、馬生産を支える大事な事業です。これを大切に十勝で馬文化が栄えるよう、皆さんの尽力をいただいて力を尽くしたいと考えています。ご支援,宜しくお願い申し上げます。

平成23年5月31日